添付ファイル '4_17.txt'
ダウンロード 1 ニューロン(神経細胞)
2 脳を構成する素子
3 樹状突起:他のニューロンからの入力を受ける
4 細胞体:活動電位を生成する(電気パルス)
5 軸索:活動電位の伝送路
6 シナプス:他のニューロンへ信号を出力する
7
8 神経回路網(ニューラルネットワーク)
9
10 神経膜電位
11 膜電位:細胞外を基準とした細胞内の電位
12 ニューロンが何も活動していないとき
13 -60mV ~ -70mV程度の負の値を取る(静止電位)
14
15 電位差の生じる仕組み
16 イオンポンプ イオンチャンネル
17 イオンポンプ
18 ニューロンのNa+ / Ka+ポンプ
19 エネルギーを使って、
20 ・Na+を細胞外に汲み出す
21 ・K+を細胞内に取り込む
22 イオンは一方通行である。(Naは出るしかない、Kは入るしかない)
23 イオンチャンネル
24 特定のイオンを透過させる仕組み
25 ・Na+ 透過性低
26 ・K+, Cl- 透過性高
27 方向に選択性はない。
28 K+ Na+
29 濃度勾配:濃いほうから低いほうに流れる 内→外
30 電位勾配:電場を打ち消す方向に流れる 内←外
31
32 平衡電位
33 あるイオンに着目するとき、
34 濃度勾配による移動と電位勾配による移動が
35 釣り合う膜電位を平衡電位という。
36
37 ネルンストの式
38 イオンXの平衡電位
39 Vx = RT/(zF) ln([X]o/[X]i)
40 R: 気体定数 T: 絶対温度
41 z: イオン価数 F: ファラデー定数
42 [X]o: 細胞外のイオン濃度 [X]i: 細胞内のイオン濃度
43
44 ヤリイカの巨大軸索の場合
45 細胞内 細胞外 平衡電位
46 Na+ 50mM 40mM 55mV
47 K+ 400mM 10mM -92mV
48 Cl- 40-150mM 540mM -65--32mV
49
50 静止膜電位
51 全てのイオンを同時に考えるとき、
52 Na+, K+, Cl-イオン電流の和が
53 0になったところで定常状態に達する。
54
55 Goldman-Hodgkin-Katzの式
56 膜電位
57 V = RT/F ln (PK[K]o + PNa[Na]o + PCl[Cl]o) / (PK[K]i + PNa[Na]i + PCl[Cl]i)
58 Px: イオンXの透過係数
59 一般にK+の透過性が位置番高いので、静止膜電位は
60 K+イオンの平衡電位に近い値になる。
61
62 例 ヤリイカの場合 PK : PNa : PCl = 1 : 0.03 : 0.1
63 (静止状態) → -70mV
64
65 シナプス
66 化学シナプス(よく使われる) 電気シナプス
67 ・興奮性入力 膜電位を上昇させる(脱分極)
68 ・抑制性入力 膜電位を下降させる
69
70 活動電位 Acition Potential
71 膜電位を「一定の値」を超えて脱分極させる
72 →電気パルスを生じる
73 →軸索を伝わり、他のニューロンの入力となる
74
75 イオン透過係数
76 Ka+ Na+ Cl-
77 静止状態 1 : 0.03 : 0.1
78 発火状態 1 : 15 : 0.1
79 Na+イオンの透過係数が約500倍になる
80 1-2msで元に戻る
81
82 仕組み
83 Na+, K+イオンの透過性は
84 膜電位の上昇に伴って急激に上昇する
85
86 膜電位の上昇→(とくにNa+)透過性の増大
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